サンパウロ美術館=「ピエトロとリナ」の2館体制=28日に拡張・新装再オープン

改装中だったサンパウロ美術館(MASP)が、別館と共に、28日より再オープンとなった。27日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じている。

従来からある、赤い横長の本館の横に高くそびえる別館は、ジャーナリスト、アシス・シャトーブリアンと共にMASPを創設した人物にちなんで、「ピエトロ・マリア・バルディ」と名付けられた。
他方、本館は「リナ・ボー・バルディ」と名付けられた。ピエトロの妻で、MASPの設計に携わった建築家の名前に由来している。
ピエトロ館は14階建てで、そのうちの10のフロアを一般に開放。五つのフロアはギャラリーに当てられる。ピエトロ館では、本館ではあまり取り上げられなかったタイプの展示を行う予定で、セミナーなども開催する意向だ。
また、ピエトロ館とリナ館の間は40メートルに及ぶトンネルで連結されることになっており、今年の下半期には工事が終了する予定だという。
また、ピエトロ館が出来ても入場料自体は据え置きで、入場料を払えばリナ館、ピエトロ館の両方を鑑賞することができる。
MASPはパウリスタ大通りに面し、目の前にサンパウロ市地下鉄4号線のトリアノン/MASP駅がある。