サンパウロ州選手権=コリンチャンスが優勝=パルメイラス下し6年ぶり

27日、サッカーのサンパウロ州選手権の決勝戦が行われ、コリンチャンスがパルメイラスに2試合合計のスコアで1対0で勝利し、31回目の優勝を決めた。同日付UOLサイト(1)が報じている。
16日に敵地アリアンツ・パルケで行われた試合を1対0で制したたコリンチャンスは、本拠地イタケラで第2試合に臨んだ。
1点リードのコリンチャンスは前半、守りに入らず、積極的に攻め、ロドリゴ・ガロがあわやゴールかと思わせる、左のゴールポストを直撃するシュートを見せた。守備陣もパルメイラスに隙を与えず、ゴール前を固く守った。
パルメイラスも積極的に攻め、後半27分には、ラファエル・ヴェイガがペナルティエリア内でフェリックス・トーレスに倒されてPKのチャンスを得た。だが、この大会で大活躍のキーパー、ウゴ・ソウザがヴェイガの左へのゴロでの鋭いシュートを、横っ飛びで倒れながらもはじき返し、ゴールを守った。第1試合でエステヴォンのPKを防いだのに続く美技だった。
試合は後半44分、コリンチャンスのオランダ代表メンフィス・デパイがコーナー付近で相手ディフェンダーに対し、ボールの上に乗る仕草を見せて挑発。これが両軍入り乱れての乱闘を招き、16分ものアディショナル・タイムにつながった。
アディショナル・タイム中も、コリンチャンスの応援団が発煙筒をつけ、グラウンドに投げ込むなど、混乱したが、結局、試合は0対0で引き分け。コリンチャンスの優勝が決まった。
コリンチャンスの優勝は2019年以来6年ぶり。同選手権での優勝回数最多記録を31回に伸ばした。