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「ルーラなんて死ねばいい」=下議が委員会で問題発言

2025年4月10日

ジルヴァン下議(Camara Dos Deputados)
ジルヴァン下議(Camara Dos Deputados)

 8日、下院の委員会で「ルーラ大統領なんて死ねばいい」と下議が発言。物議を醸している。8日付G1サイト(1)が報じている。
 この発言はこの日に行われた下院の治安委員会で飛び出したものだ。この日、同委員会ではルーラ大統領や閣僚たちを警備する人員の火器の使用を禁じ、非武装とする法案の審議が行われていた。
 そこでの審議の最中に、報告官を務めたジルヴァン・ダ・フェデラル下議(自由党・PL)が、「ルーラなんて死ねばいい。 これは私の権利だ。私が殺すわけではないが、死んで、地獄に落ちてほしい。ガンは克服したから、頻脈とかの問題があればいいのに。 国を沈める大統領など、悪魔でさえ望んでいないから、彼は生きているんだ」と発言した。
 この法案自体は治安委員会で承認された。だが、正式に承認されるには別の二つの委員会で承認された後、上院でも承認されなければならない。委員会で本会議での投票を求める声が出なければ、下院本会議を経ずに上院に送られる可能性がある。
 この法案は2023年にパウロ・ブリンスキー下議から提案されたものだ。銃の自由化を求める同下議はルーラ大統領が3期目就任後に銃規制に動いたことに反発し、ルーラ氏の護衛も非武装にすることを提案していた。
 この発言を受け、連邦総弁護長庁(AGU)は連邦警察に対してジルヴァン氏を捜査するよう申し出ている。


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