サービス業=2月は0・8%の伸び=12カ月間では2・8%

地理統計院(IBGE)が10日、通信や外食産業、情報技術、宿泊業、輸送業などのサービス業は、2月に前月比で0・8%、昨年同月比では2・8%の成長を遂げたと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
この数字は季節的な要因を調整したもので、季節調整をしなかった場合は昨年同月比で4・2%増だったという。サービス業は11カ月連続で前年同月比増を記録している。
また、昨年12月から2月までの3カ月間の業績は、その前の3カ月間を0・1%上回った。
2月の実績は2024年10月に記録された同シリーズの最高値を1%下回るものの、パンデミック前の2020年2月の水準より16・2%高いという。
2月の数字は、1月に記録した前月比で0・6%減という傾向を覆し、1月に見られた損失分を回復した。部門別に見ると、情報通信1・8%、専門的、管理的、補完的なサービス1・1%、その他のサービス2・2%、家族へのサービス0・5%のように5部門中4部門が成長した。唯一落ち込んだのは輸送部門で、前月比で0・1%減を記録した。
なお、1月は6・1%減を記録した観光業は2月に2・9%成長し、パンデミック前の水準を9・7%上回ったが、過去最高水準だった昨年12月は3・4%下回った。
IBGEのアナリストは、1月の数字が低かったことと航空旅客輸送の増加が2月の好結果を招いたと説明している。