ブラジルからの航空便に乱れ=アルゼンチンのゼネストで

アルゼンチンで10日にゼネストが行われ、ブラジルと同国間の航空便も響を受けた。同日付G1サイト(1)が報じている。
同国のゼネストでは空港の運営も行われないため、ブエノスアイレスやコルドバ、メンドンサ、ロサリオなどの主要空港が動かなくなった。
これに伴い、Golは、この日にアルゼンチンに飛ぶ予定だった28便を全てキャンセルした。同航空はこの件は既に利用客に通達済みだといい、便の振替は無償で行うとしている。同社は11、12日に10本の特別便を用意している。
ラタン航空も、アルゼンチンの空港のすべての機能が止まることから、この日の同国への便のキャンセルした。ラタンはどの便が影響を受けるかなど具体的なことを9日までに示しておらず、乗客には同社のサイトで情報を確認するよう促している。
アルゼンチン航空も10日に258便の欠航を発表しており、乗客2万人や、国際線17線が影響を受けると発表している。同航空は11〜15日、22〜30日であれば無料で、16〜21日ならば追加料金を払っての振替が可能としている。
今回はアルゼンチンの主要労組がミレイ大統領に対して起こした3度目のゼネストで、労働者たちは現政権の経済政策と最低賃金を拒否。9日に、「退職者と賃金の権利」を求めて、24時間のストを行うと宣言した。