ボルソナロが入院=持病の腸の痛みで

ボルソナロ前大統領が11日、リオ・グランデ・ド・ノルテ(RN)州で緊急入院した。持病となっている腸の痛みが出たためだ。同日付G1サイト(1)が報じている。
ボルソナロ氏はこの日、RNを訪れていたが、気分が悪くなり、サンタクルス市の病院に駆け込んだ。だが、午前11時頃、ヘリコプターで州都ナタルの病院に搬送された。
長男のフラヴィオ上議は、「自分は一緒に居ないが、入院は事実だ。イベントの途中で腹部の痛みを訴え、投薬を受けており、ナタルの病院に運ばれる」と報道陣に語っている。
ボルソナロ氏は2018年9月にミナス・ジェライス州で起きた刺傷事件後、腸に慢性的な問題を抱えている。
ボルソナロ氏はこの日、同州で行われる自由党(PL)イベントのため、ロジェリオ・マリーニョ上議と共に現地入りした後、連邦政府の事業が行われていた市を訪れていたところだった。
ボルソナロ氏は三権中枢施設襲撃事件の恩赦法を巡り、ウゴ・モッタ下院議長に交渉を持ちかけようとしていた矢先だったとされている。
この日は、最高裁が3月25〜26日の審理の結果、ボルソナロ氏をはじめとする8人がクーデター計画疑惑の被告となったことを正式に公示した。判決公表は、刑事訴訟が正式に開始されることを意味する。