アラゴアス州=生後15日の赤ちゃん殺害=虚偽証言の母親が自供する

アラゴアス州ノーヴォ・リノで「誘拐された」とされていた生後15日のアナ・ベアトリスちゃんが、両親の家の庭先にある戸棚の中から遺体で発見され、虚偽証言を行っていた母親が殺害を認めた。15日付G1サイト(1)が報じている。 アナ・ベアトリスちゃんの母親エドゥアルダ・シルヴァ・ダ・オリヴェイラ容疑者(22歳)は11日、アナ・ベアトリスちゃんを抱いて5歳の息子と共に学校の送迎バスを待っていた時、近付いてきた黒い車から降りてきた女性1人男性3人の犯罪集団に脅され、アナ・ベアトリスちゃんを強奪されたと訴えた。
警察はこの証言に基づいて捜査を行った結果、翌12日、似た特徴を持つ車がペルナンブッコ州ヴィトーリア・デ・サントアントンで見つかり、運転手が逮捕されたが、1日で釈放されていた。
その後、監視カメラの分析が進んでもエドゥアルダ氏が証言した黒い車や犯罪者の映像は見つからず、襲われた時の状況説明でも、脅された武器について訊かれ、「銃で」「ナイフで」とその都度、供述が変わった。また、「深夜に家で鍵をかけずに寝ていたら2人組の男性からレイプされた」などの別の証言を行うなど、不審点が浮上していた。
警察が不信感を強めている中、エドゥアルダ氏を説得した弁護士からの通報を受け、警察は15日、自宅の庭先にあり、清掃用品などをしまっている戸棚の中から、ビニール袋にくるまれたアナ・ベアトリスちゃんの遺体を発見。
現行犯として逮捕されたエドゥアルダ氏は、事情聴取を受け、アナ・ベアトリスちゃんはアクシデントで亡くなったと言ったが、その後、「自分で首を絞めて殺した」と証言。警察は検死などと並行し、共犯者の有無などを調べている。(2)(3)(4)