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フランシスコ教皇=熱烈なファンだった証拠?=会員証番号と年等が一致

2025年4月23日

名前や生年月日と共に併記された、88235というサンロレンソの会員番号(21日付G1サイトの記事の一部)
名前や生年月日と共に併記された、88235というサンロレンソの会員番号(21日付G1サイトの記事の一部)

 アルゼンチン出身のフランシスコ教皇が息を引き取った時の年齢と時刻が、教皇が贔屓にしていたサッカークラブ、サンロレンソの会員証の番号と一致していると21日付G1サイト(1)が報じた。
 フランシスコ教皇は88歳で、現地時間の21日午前7時35分(アルゼンチンの時間で午前2時35分)に亡くなった。これを受け、これらの数字がサンロレンソの会員証の番号(88235)と一致しているという内容の投稿がSNSで出回り始めた。
 この内容が事実であることは、クラブ・アトレチコ・サンロレンソ・デ・アルマグロが長年の会員であったフランシスコ教皇への顕彰としてSNSのX(旧ツイッター)で公表したビデオでも確認された。同クラブは以下のような言葉で、フランシスコ教皇への敬意を表している。
 「彼はただの1人ではなく、常に私達の一人だった。子供時代から大人になっても、司祭として、枢機卿として、そして教皇としても、常にチームへの情熱を伝えていた。46年の代表チームの試合を観にヴィエホ・ガソメトロに行った時も、スポーツシティでの礼拝堂でアンジェリト・コレアの堅信礼を行った時も、バチカンでFCバルセロナの訪問者を迎えた時も、常に心からの幸せを体現していた。会員番号88235…。ホルヘ・マリオ・ベルゴリオがフランシスコに変わっても、決して変わらなかったもの、それがチームへの愛だった。深い悲しみを覚えつつ、今日、フランシスコ教皇に贈る言葉は、さようなら、ありがとう、永遠に!に他ならない。私達は永遠に共にいる!」と語りかけている。
 アルゼンチンの新聞各紙は、教皇の年齢や死亡時刻と会員番号の一致を指摘。クラリン紙は「フランシスコ教皇の死去:サンロレンソの会員番号との驚くべき一致」と記し、A24サイトは「教皇のサンロレンソ会員番号と死去との衝撃的な一致」と報じた。マルカ紙は「フランシスコ教皇の死去とサンロレンソ会員番号の一致」と報じている。
 教皇は20日の復活祭の行事の中で、「もう私のためには祈らないで」と言ったとの報道があり、日付が変われば間もなくこの世を去ることを自覚していたと見られていたが、会員番号との一致がチームへの愛の証しであるならば、心から愛し、仕えた神の御許に帰り、安らかに憩う時を教皇自身が心待ちしていたための発言である可能性があるのかもしれない。


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