サンパウロ市=生後4カ月の赤ちゃん死亡=爆発に伴う家屋の倒壊で

サンパウロ市北部ブラジランジアで22日朝、家屋倒壊が起き、生後4カ月の赤ちゃんが死亡した。同日付フォーリャ紙(1)が報じている。
事故が起きたのは22日午前6時15分頃で、ブラジランジア区ウンベルト・ゴメス・マイア大通りにある家屋で爆発が起こり、家屋が崩壊した。
消防隊や市防災局職員、軍警などが駆けつけて救出作業が行われ、5人が助け出されたが、生後4カ月となる赤ちゃんは助け出された時点で心肺停止状態で、ブラジランジア病院に運ばれたが、助からなかった。
事故現場から救出された5人の内の1人はこの家の所有者で73歳の男性で、全身に1度から2度のやけどを負い、病院に運ばれた。
調べによると、倒壊した家屋は2階建てで、爆発は所有者が家賃滞納で借家人と口論した後に起きた。警察はこの男性がガスを使って爆発を起こしたと見て、病院でも監視をつけており、退院許可が出次第、殺人罪で逮捕する意向だ。他の負傷者4人は夫婦と子供2人で、救急車で搬送されたが、搬送先の医療機関名は明かされていない。