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レディ・ガガ=コパカバーナに210万人=昨年のマドンナに続く大成功

2025年5月6日

ガガ公演中のコパカバーナ・ビーチ(Fabio Motta/Divulgacao)
ガガ公演中のコパカバーナ・ビーチ(Fabio Motta/Divulgacao)

 4日夜、リオのコパカバーナ・ビーチでレディ・ガガが無料コンサートを行い、210万人を動員する記録的な成功を収めた。5日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
 コパカバーナ・ビーチに世界的な音楽アーティストを迎えて行う無料コンサートは90年代から大きな話題を呼んでいたが、昨年、久しぶりにマドンナを招いて開催したところ160万人の動員を記録して国際的なニュースとなった。
 リオ市はこれに続けと、現在の世界で最も人気のスーパースターの一人、レディ・ガガを招聘。4月29日にリオに到着以来、国内メディアの報道がガガ一色になっていた。
 昨年のマドンナを上回る210万人の観客が詰めかけ、地上波テレビの生中継も待機する中、22時10分頃開始した。ステージに築かれた18〜19世紀の巨大なオペラハウスのセットの檻の上からガガが体半分の状態で現れ、代表曲の「ブラディ・メアリー」、さらに最新ヒットの「アブラカダブラ」を歌うと会場が熱狂の渦に包まれた。
 ショーは4部構成で、砂漠の死骸の中からの再生や、骸骨との舞踏など、絶望から生への力強い渇望を思わせるコンセプトを、巧みな舞台転換と無数のダンサー、ガガ本人の歌唱を含む高い技術の演奏陣が表現した。
 ガガはブラジルを意識してあしらった緑の衣装で観客を喜ばせ、さらに途中のスピーチでは、2017年のロック・イン・リオを健康状態を崩してキャンセルしたことを詫びながら「私が万全の状態で戻ってくるのをブラジルは温かく待っていてくれた。今日こそがその恩に応える日だ」と涙ながらに語った。
 ショーは2時間ほどで、彼女の中でも屈指の代表曲「バッド・ロマンス」と共に大団円を迎えた。この公演の翌日、音楽配信アプリ、スポティファイのブラジル・チャートでは上位200曲中13曲がガガの曲で占められた。
 公演後、リオの市警が、少なくとも8人の人物がガガの公演を狙ったテロを画策していたことを発表した。その中の一人が観客の子供を殺害してテレビの生中継で犯罪儀式を行うことを予告していたという。市警が行った「フェイク・モンスター作戦」でその計画は事前に防がれた。


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