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最高裁が自宅服役を許可=ジェフェルソン元下議

2025年5月13日

ジェフェルソン受刑者(Imagem: SEAP/Divulgação)
ジェフェルソン受刑者(Imagem: SEAP/Divulgação)

 最高裁は10日、国家権力への妨害など容疑で9年余りの実刑判決を受けた元連邦下議、元ブラジル労働党(PTB)党首のロベルト・ジェフェルソン受刑者(71歳)に対し、自宅服役を認める決定を下したと同日付G1など(1)(2)が報じた。健康上の問題を考慮した措置により、リオ州内陸部コメンダドール・レヴィ・ガスパリアン市の自宅で刑期を過ごすことになった。
 アレシャンドレ・デ・モラエス判事は判決文の中で、同氏の健康状態が「深刻」であり、特別な治療が必要とされることから、自宅服役を許可したと述べた。
 今回の措置には、電子足輪の即時装着とリオ州刑務局(SEAP)による週次監視、旅券提出および国外渡航禁止、SNS使用とメディア取材への応答の禁止などの複数の厳格な条件が含まれる。面会は直系親族と弁護士に限定され、それ以外の訪問者は裁判所の許可が必要。外出は医療上の緊急時に限られ、対応後48時間以内に正当な理由を報告しなければならない。これらに違反した場合、直ちに刑務所での服役に切り替えられる。
 2024年12月、最高裁はジェフェルソン氏に対し、国家権力の行使に対する妨害、誹謗中傷、同性愛嫌悪的言動、犯罪の扇動といった罪状で、9年余りの実刑判決を言い渡していた。
 4月には連邦第2地域裁も健康上の理由から自宅拘禁を一度は認めていたが、最高裁による別件の予防拘禁が継続していたため、移送は実現しなかった。今回の決定により、当該拘禁措置の解除が正式に認められた形となった。


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