アイルランド=ブラジル人女性が麻薬所持で拘留審問=国外生活紹介のインフルエンサー

ネット上のインフルエンサーとして知られるブラジル人女性がアイルランドで6千ユーロ(約3万8千レアル)相当の麻薬を所持していた罪で拘留審問を受けた。20日付UOLサイト(1)が報じている。
逮捕されたのはラリッサ・サレス容疑者(19歳)と恋人のオタヴィオ・デ・ソウザ容疑者(30歳)で、ダブリンの裁判所で拘留審問を受けた。
現地紙の報道によると、2人はコカイン、ケタミン、MDMAなどを所持していたとして起訴された。乗っていた車からは秤や包装材も押収された。職務質問を行った警官は、麻薬と共に、3千ユーロの現金も見つけたという。
ラリッサ容疑者は警察での取り調べに対し、オタヴィオ容疑者は麻薬密売には関係なく、麻薬は自分が個人的に使うためのものだと主張したが、警察は裁判所に、二人は捜査に非協力的で、身分証明書も提示せず、住所も明かさなかったと報告した。
ラリッサ容疑者の弁護士は、彼女がアイルランドで仕事と勉学に勤しみ、さらに妊娠もしているとして釈放を求めた。だが、裁判所は国外逃亡の恐れがあるとして保釈の権利を却下している。
ラリッサ容疑者はインスタグラムで2万人のフォロワーを持ち、昨年10月に移住後、欧州での生活を写真で紹介していた。
現地の裁判所での裁判日程は未定だ。