サンパウロ市〜カンピーナス間鉄道=発着駅はアグア・ブランカか?=当初のバラ・フンダから変更で

サンパウロ市とカンピーナスの都市間鉄道(TIC)に関し、サンパウロ州政府がサンパウロ市の発着駅を当初のバラ・フンダからアグア・ブランカに変更することを検討していることがわかった。26日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
これはサンパウロ州の官民合同プロジェクト(PPP)局の提案書で明らかになった。同提案書には、「新しいアグア・ブランカ駅は六つの大サンパウロ市路線と二つの都市間鉄道を結ぶ、州内の主要な交通拠点(ハブ)となり、住民にさらなる快適さと機敏性、接続性を提供するだろう」と記されている。(2)
この予定変更に関する評価の終了期限はまだ定められていない。
当初の予定では、このTICはバラ・フンダ駅からカンピーナス駅までを64分でつなぐ事を目的としていた。だが、バラ・フンダ駅はすでに地下鉄3号線やCPTM11号線、グアルーリョス空港直通の13号線の発着駅として機能しており、CPTM7、8号線の駅の一つでもある。
州としては、バラ・フンダと同地区にあり、現在7号線でバラ・フンダの次の駅に当たるアグア・ブランカ駅を再開発し、そこを新たなハブにして機能を分配させたい意向を持っている。アグア・ブランカ駅はCPTMに属しているが、再開発により、地下鉄3、6号線、CPTM8、9号線の駅としても機能させる計画が進められているところだ。(3)
サンパウロ市とカンピーナスとのTICの工事は2026年上半期中に始まる見込みで、2031年の開通を目指している。