GDP=第1Qに1・4%増を記録=農業が12・2%増で牽引

30日、地理統計院(IBGE)が、2025年第1四半期の国内総生産(GDP)は1・4%増を記録したと発表した。同日付G1サイト(1)が報じている。 第1四半期はサービス業が0・3%増、工業が0・1%減で、どちらも振るわなかったが、農業が12・2%増を記録し、全体を押し上げた。この3カ月間の生産量は実数計算で3兆レアルで、前年同期比を3・5%上回った。
農業の大躍進は1〜5月が収穫期にあたる大豆の生産による部分が大きく、13・3%を記録。トウモロコシは11・8%増、米も12・2%増を記録した。
また、気象条件も良かったことが、昨年後半は後退した同部門の生産量を引き上げたと、IBGEの国民経済コーディネーター、レベッカ・パリス氏は分析している。
第1四半期の伸びは2024年第4四半期の0・1%増より大きいが、市場や連邦政府が予想していた1・5%増はわずかに下回った。
シモーネ・テベテ企画予算相はGDPの発表後、「家計消費が増え、生産部門は自信を持って投資しているし、農業は生産性を維持している」「道程は決して容易ではない。だが、将来に対するヴィジョンを持ちながら行った努力が報われた」と語り、喜んだ。ただし、連邦政府は2025年の年間GDP予測を2・4%のままで維持している。