人気ファンキ歌手=犯罪集団への属性認める=刑務所入りの自己申告で

29日に逮捕されたファンキ歌手のMCポーゼ・ド・ロドが、リオ最大の犯罪集団「コマンド・ヴェルメーリョ(CV)」との関係を認める申告を行った。30日付G1サイト(1)が報じている。
ポーゼは29日に、犯罪を助長し、麻薬密売に関与しているとの嫌疑で逮捕された。彼は刑務所管理局(Seap)に対し、CVとのつながりを認める発言を行った。
これは、刑務所に入る容疑者が義務付けられている基本情報登録用紙への回答で明らかになった。ポーゼは記入項目の一つである「イデオロギー申告」に、CVとつながりがあると記入した。
リオ州の刑務所では、抗争を避けるため、容疑者や服役者を犯罪集団ごとに区分けして収容しており、CVの関係者はテルセイロ・コマンド・プーロ(TCP)などの犯罪組織の構成員とは別の棟に収容される。
これにより、ポーゼはジェリシノー複合施設内にあり、別名「バングー3」と呼ばれるセラノ・ネーベス刑務所に収容された。ポーゼの弁護士は、「これは依頼人がCVで犯罪行為を行っていたことを意味するものではない」として反論している。
ただ、ポーゼはこれまでも、CVとの関わりを隠したことは一度もない。