女性英国人ジャーナリスト=サンパウロ市のホテルで発見される=両親との接触や帰国は拒否

リオ市警は2日、2月から行方不明となっていた女性英国人ジャーナリストがサンパウロ市で発見されと発表した。彼女は英国に住む両親との接触を拒否している。同日付CBNラジオ(1)などが報じている。
シャーロット・アリス・ピートさん(33歳)は2月8日、リオ市在住の米国人の友人に対し、「現在、サンパウロ市にいるがリオ市に滞在したい。良い宿泊先はないか」と連絡を入れた。友人は「良い場所が見つからない」とのメッセージを返したが、その後、イギリスに住むシャーロットさんの両親から連絡が入り、彼女が行方不明になっていることを知った。
友人からの届け出を受けたリオ市警行方不明者捜索課(DDPA)は、サンパウロ州市警のDDPAにも協力を要請して捜索を開始。シャーロットさんが2月17〜24日にリオ市ボタフォゴ地区のホステルに宿泊したことやコパカーナやレメデでも目撃されていたことを突き止めた。
シャーロットさんがその後、リオ市を離れてサンパウロ市に戻っていたことはクレジットカードの使用状態などから判明。6月2日にジャルジンス地区のホテルにいるところを、DDPAが発見した。(2)
だが、シャーロットさんが両親との接触を拒否し、帰国の意思もないと語っているため、英国の家族には事件性はないので捜索は打ち切るとのみ報告された。
シャーロットさんはアルジャジーラ、テレグラフ、イブニング・スタンダードに寄稿するジャーナリストで、2020年頃にブラジルに渡り、生活。ポルトガル語も堪能だ。
2年ほど前にロンドンに戻ったが、2024年11月からは再びブラジルで生活していた。