ベロ・オリゾンテ=赤ちゃんを平手打ちして逮捕=話題のリボーン人形と勘違い

ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで5日夜、非常にリアルなリボーン・ベイビー人形だと思い込み、生後4カ月の赤ちゃんに暴行を加えた男性が逮捕された。6日付G1サイト(1)が報じている。
逮捕されたのは36歳のフィリペ・マルチン・クルス容疑者だ。同容疑者は5日夜、同市中南部サヴァッシ区ジェトゥリオ・ヴァルガス大通りで、赤ちゃんを抱えた夫婦がフード・トラックの列に入り込んできたのを見かけた。同容疑者はこれを、非常にリアルなリボーン人形を使って不正に優先権を得ようとしたと考えたという。
被害を受けた赤ちゃんの母親によると、クルス容疑者は突然近づいてきて、この赤ちゃんは人形だと言い張り、本物の赤ちゃんだと説明した後も引き下がらず、赤ちゃんの頭を平手で強く叩いたという。叩かれた箇所が赤くなり、腫れたようにも見えたため、赤ちゃんは病院に運ばれたが、命に別条はないという。
リボーン・ベイビーは非常にリアルで、子供を産めない人や子供を失った人が、赤ちゃんの生まれ変わりと見立て、精神的な安定などを図ることもある。この現象は一部でブーム化し、問題視もされている。ロザンジェラ・モロ下議(ウニオン)が5月に、人形の「親」が精神疾患として統一医療保健システム(SUS)で診察を受けられる法案を提案して以降、社会的に話題となり、リボーン人形嫌悪派と擁護派の間で意見が二分されていた。