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スポーツくじ問題=インフルエンサーに起訴要請=影響力でフォロワー騙した疑い

2025年6月11日

(左から)ヴィルジニア氏とデオラネ氏(Reproducao)
(左から)ヴィルジニア氏とデオラネ氏(Reproducao)

 オンラインのスポーツくじ 「ベッツ」に関する上院の議会調査委員会(CPI)は10日、インフルエンサーのヴィルジニア・フォンセッカ氏とデオラネ・ベゼーラ氏を起訴するよう要請した。同日付G1サイト(1)が報じている。
 同CPI報告官のソラヤ・スロニッケ上議(ポデモス)は、ヴィルジニア氏に関して、彼女があたかも賭けで莫大な収入を得たよう信じ込ませようとして、非現実的なゲームを使った広告を展開したと告発した。
 ソラヤ氏は「ソーシャル・ネットワークでのインフルエンサーの言動は普通の人や広告とは異なる。フォロワーはインフルエンサーを信頼しており、実際の行為だと思い込み易い」とし、彼女の言動は詐欺行為に当たると判断している。
 デオラネ氏の場合は、財務省から営業許可を得ていない賭博場「ゼロ・ウン」の秘密の共同経営者と見られている。ソラヤ氏は、共同経営者であることを隠蔽しており、資金洗浄の可能性が指摘されている。
 ヴィルジニア氏はインスタグラム上に5千万人以上、デオラネ氏は2千万人以上のフォロワーを有している。
 デオラネ氏が一時拘束を解かれて釈放された際は、大勢のフォロワーが刑務所の周囲で出迎え、話題を呼んだ。
 ヴィルジニア氏は5月13日にCPIに召喚された際も、自身の娘の顔をプリントした服を着て上院に現れ、上議と自撮り写真を取るなどの不遜な行為を行って、物議を醸していた。ヴィルジニア氏は以前も、自身の手がけた化粧品の広告を巡って、問題を起こしている。(2)
 なお、起訴するか否かを決めるのは検察であり、上院は強制力を持たない。


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