クラブW杯=ブラジル勢2チームが決勝Tに=ベスト16で直接対決実現

米国で開催中のサッカーのクラブW杯で、ボタフォゴ、パルメイラスの伯国勢が揃って決勝トーナメント(T)進出を決めた。
グループリーグB組1位のボタフォゴは、ブラジリア時間の16時に始まったグループリーグ最終戦で3位アトレチコ・マドリッドと対戦した。スペインではレアル・マドリッドやバルセロナと並ぶ強豪だけに、ボタフォゴの苦戦は予想され、試合は終始押され気味だった。
ボタフォゴは同日も前戦で欧州チャンピオンズ・リーグ覇者のPSGを破った堅い守備が健在で、試合終盤までディフェンダーの枚数を保ち、ゴール前に隙を見せなかった。
それでも、後半41分にグリーズマンに1点を奪われ、試合そのものは0対1で敗れた。だが、アトレチコが初戦のPSG戦に0対4で敗れていたため、ボタフォゴに逆転するためにはこの日、3点差以上で勝たねばならなかったため、逆転はならず。結局、PSGが1位、ボタフォゴが2位で決勝T進出が決まった。(1)
ブラジリア時間22時からのA組最終試合では、1位のパルメイラスがリオネル・メッシを擁する2位のインテル・マイアミ(米国)と対戦。試合はパルメイラスが一方的に攻める展開だったが、決定機が作れず、逆にカウンターをくらう苦しい展開。後半20分に元ウルグアイのエース、スアレスに2点目のゴールを決められた際は万事休すと見えた。
だが、パルメイラスはここから、パウリーニョ、アラン、マウリシオの3人が交代で入って流れを変え、後半35分と42分に立て続けてゴールを決め、2対2の同点に。試合は引き分けに終わり、両チームが共に決勝トーナメントに駒を進めた。(2)
この結果、ボタフォゴとパルメイラスの伯国勢同士が28日のベスト16でぶつかることとなった。