クラブW杯=フルミネンセが金星で8強=準々決勝はアル・ヒラルと

6月30日に行われたサッカーのクラブW杯のベスト16の一戦で、フルミネンセがインテル・ミラン(イタリア)を2対0で下し、準々決勝に進出した。
ブラジリア時間の16時にノース・カロライナ州で行われたインテル・ミラン戦で、フルミネンセは開始早々の2分、アルゼンチン人センターフォワードのヘルマン・カノがコロンビア人ウィングのジョン・アリアスがゴールエリア内にあげたクロスに反応。ワンバウンドした球をヘディングで押し込んだ。同チームが誇る攻撃の外国人2枚看板が、先制点を決めた。
アルゼンチン代表のラウタロ・マルティネスを筆頭に、今年の欧州チャンピオンズリーグ準優勝となった強力攻撃陣を持つインテルは、再三、フルミネンセのゴールを脅かしたが、フルミネンセは44歳のキーパー、ファビオと40歳のセンターバック、チアゴ・シウヴァの2人を中心とした堅守で防いだ。インテルはラウタロの豪快なシュートがゴールポストに当たるなど、運もなかった。
攻められた後のカウンターで度々あわやゴールのチャンスをつかみ続けていたフルミネンセは、1点リードで迎えた後半のアディショナルタイム3分、カウンターからドリブルで上がったエルクレスがゴール右隅にシュート。これが決定的追加点となり、2対0で勝利をものにした。ブラジル勢のベスト8はパルメイラスに続き2チーム目となった。(1)
フルミネンセの準々決勝での対戦相手は欧州の強豪マンチェスター・シティ(イングランド)と予想されていたが、ブラジル人3選手(マルコス・レオナルド、マルコン、レナン・ロディ)が大活躍し、延長戦の末にシティを4対3の大番狂わせで破ったアル・ヒラル(サウジアラビア)となった。
フルミネンセとヒラルの対戦は、ブラジリア時間の4日16時からとなる。