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第1回日本民謡祭り24日=秋田会館に響く日本の心

2025年8月20日

民謡大会のチラシ
民謡大会のチラシ

 ブラジルにおける日本民謡文化の新たな幕開けとなるイベント「第1回日本民謡祭り」が8月24日(日)午前9時より、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の在ブラジル秋田県人会館(Av. Lins de Vasconcelos, 3.390)で開催される。主催は日本⺠謡祭委員会で、同実行委員長は大間知アルフレッド氏。

 本祭りは長年ブラジルの地で受け継がれてきた日本民謡を、改めて広く紹介し、活性化させることを目的に企画されたもの。日本移民の歴史の中で、多くの先輩たちが情熱を注ぎ守り続けてきた民謡文化を、世代を超えて次代へとつなぐ貴重な機会となる。

 参加者はベテランから初めて舞台に立つ人まで幅広く、誰もが同じ舞台で歌い、互いの技と情熱を分かち合うことができる。会場では出演者の歌声が響き渡り、民謡ならではの情感豊かな旋律と力強いリズムが観客を魅了するだろう。

 委員会は「日本民謡は単なる音楽ではなく、日本の風土や生活、喜びや悲しみを歌い上げる文化的財産。今回の祭りは、参加者同士が学び合い、共鳴し合う場として、そして民謡を愛する人々が再び一堂に会する場として意義深いものになる」と語る。

 問い合わせはEメール(festivalminyo@gmail.com)、電話(12・99201・1534)から。

 民謡の魅力は、歌詞やメロディーだけでなく、その背景にある物語や歴史、そして歌い手と聴き手の心を結びつける力にある。今回の「第一回日本民謡祭り」では、そうした文化的価値を再確認しながら、参加者と観客が一体となって民謡の未来を描く一日となることが期待される。世代や国境を越えて、日本民謡の魅力に触れるまたとない機会となりそうだ。


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