練習艦隊=サンパウロ市歓迎会を27日に=文協大講堂と各県人会で=25日に艦内特別一般公開
第69回遠洋練習航海中の海上自衛隊の練習艦隊が24日、サントス港に寄港することが分かった。日伯外交関係樹立130周年を記念して上陸・交流する予定で、翌25日には艦内の一般公開も予定される。27日午前10時半からはサンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会の大講堂で歓迎会が開催され、その後、出身県の県人会で交流昼食会などが催されるという。
海上自衛隊練習艦「かしま」と「しまかぜ」のサントス寄港は24日(日)で、そのあと27日まで各種行事が予定されている。24日は礼砲交換を経て午前9時に「かしま」、9時30分に「しまかぜ」が入港する予定。10時から10時半まではブラジル海軍による歓迎行事が埠頭内で行われる。
その後、歓迎式典の招待客のみを対象に昼まで艦内特別公開。午後には、司令官がサントス海岸に立つブラジル海軍の英雄「タマンダレ提督」モニュメントに献花を行い、続いて日本人会を訪問、夕刻には司令官と在サンパウロ日本国総領事の共催によるレセプションが「かしま」艦上で催される。
翌25日(月)には、サントス港・カイス・ダ・マリーニャ(Cais da Marinha, s/nº - Porto de Santos)において、午後2時から4時まで練習艦への一般公開が実施される。入場は無料で、見学希望者は閉門時間までに来場を。
関係者は「本公開は、日伯両国の交流促進と相互理解を深める貴重な機会となります。家族連れや学生の参加も歓迎されており、日常ではなかなか触れることのできない海上自衛隊艦艇を間近に体感できる機会です」と呼びかけている。
26日(火)から30人が出身県の県人会関係者宅などにホームステイ。27日(水)は自衛隊員193人が上陸して、10時30分から日系団体共催の歓迎会がブラジル日本文化福祉協会の大講堂で開催される。歓迎会参加受付は午前9時半から会場で行われる。予約不要。入場無料。
その後、司令官含む幹部数人は日系社会代表者らの昼食歓迎会に出席し、隊員らはそれぞれの出身県の県人会などが受け入れて歓迎昼食会に参加する。その後、市内観光などをする。夕方には再び集合し、サントスへ帰還。
東京都友会や千葉県人会などの関東ブロック(神奈川県以外)では、隊員と県人会関係者約80人が集まって大フェイジョアーダ会をするとの話も。北海道協会や福島県人会などは自らの会館で昼食歓迎会。詳細は各県人会役員もしくは県連事務局(11・3277・8569、 info@kenren.org.br)まで問い合わせを。
前回のサントス寄港は日伯外交120周年を記念して2015年8月だった。