ブラジル館来場100万人達成=リラ館長「こんなに多く嬉しい」
8月15日、大阪・関西万博にあるブラジル館の来場者数が100万人を突破した。この記念すべき瞬間を迎えるため、朝早くから準備が行われ、全スタッフが総出で対応した。ブラジル館館長のパブロ・リラ氏は、運営を担うブラジル貿易投資振興庁(ApexBrasil)のスタッフと共に、入口で100万人目の来場者を出迎えた。
兵庫から訪れた前田キクコさん(76歳)とその家族が節目の来場者となり、リラ館長から記念プレートが贈られた。前田さんは家族や孫と共に訪れており、「突然でびっくりしました。とても嬉しいです」と笑顔を見せた。
また、リラ館長から12枚のパランゴロモ、ブラジルのピン、大阪・関西万博のために特別製作された切手やメダルも贈呈された。リラ館長は「こんなにも多くの日本の方々がブラジル館に足を運び、ブラジル館のメッセージを広めてくださっていることを光栄に思います」と語った。
来場者の100万人突破は、ブロッコ・バハヴェントが奏でるスルドのサンバのリズムで華やかに祝われた。同メンバー7人が、記念すべきこの日のために特別に駆けつけた。リラ館長は「サンバはブラジル文化の一部。この達成をサンバのリズムで祝うことができました」と喜んだ。
ブロッコ・バハヴェント大阪の徳岡香菜子氏は、「この記念すべき日を一緒に祝えて感動しました」とコメント。徳岡氏はこれまでに3度ブラジルを訪れ、最長6カ月滞在した経験がある。