ブラジルの熱気、豊田に初上陸=「ブラジリアン・デイ」6、7日

ブラジル音楽と文化を一堂に集めた「ブラジリアン・デイ・ジャパン」が、今年初めて愛知県豊田市のトヨタスタジアムで開催される。日程は6日(土)と7日(日)。日本に暮らすブラジル人コミュニティが中心となり企画されてきた同イベントは、群馬や浜松などで大成功を収めてきたが、国内有数のスタジアムでの開催は今回が初めて。
今年の目玉は、特別ゲストとして来日するブラジル音楽界の人気歌手サウロ・フェルナンデスだ。元「バンダ・エヴァ」のボーカリストで、アシェ音楽の象徴的存在。過去にも群馬県や浜松市でのブラジリアン・デイに出演し、情熱的なパフォーマンスで観客を熱狂させてきた。今回も心躍るリズムと伸びやかな歌声で数千人規模の観客を魅了することが期待されている。
イベントは、ブラジル人アーティストに限らず、日本人パフォーマーも多数登場。ステージ上ではサンバやアシェの音楽、ダンス、和太鼓や日本の伝統芸能とのコラボも企画されており、両国文化が交わる多彩なプログラムが予定されている。
会場では、ブラジル料理の屋台やフードトラック、各種展示ブースも並ぶ。フェイジョアーダやシュラスコといった定番料理から、デザートやカクテルまで、本場さながらの味を楽しめる。ブラジル系企業や地域事業者による商品・サービスの紹介、生活情報を提供するスペースも設けられ、文化・経済・生活が一体となった「お祭り空間」が広がる。
2日間で数千人規模の動員を見込む。入場は無料。多様な文化体験とブラジル音楽の熱気に包まれる2日間は、在日ブラジル人コミュニティだけでなく、日本人にも異文化交流の貴重な機会となりそうだ。
本年は日伯外交130周年なので昨年より盛大に行うため、日本円で300万円を目標金額に同イベントのクラウドファンディングも募っている。支援金に達しない場合でも支援者にはリターン品が送られ、イベント自体も実行される。支援金は同イベントのアーティスト招聘費・会場設備費・人件費などに活用される。支援はクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/858309/preview?token=2gq33cw5&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show)で。問合せは@brazilianday.japan、電話(080・9722・8062、090・6799・7320)。