リベルダーデで第1回盆踊り=相川七瀬出演『ワッショイ!』

リベルダーデ文化福祉協会(藤田ダニーロ会長)はサンパウロ市リベルダーデ広場で6日と7日の両日、「第1回リベルダーデ盆踊り(Bon Odori Liberdade)」を開催する。午前10時30分から午後6時まで、参加は無料。
盆踊りは日本の夏を象徴する行事で、先祖を供養し、踊りや食を通じて人々が集う祭りとして知られる。今回初めて企画されたリベルダーデ盆踊りは、伝統的な踊りに加え、音楽や現代的な演出を組み合わせた祭りダンスも行われ、地域住民や観光客が楽しめる内容を目指している。
プログラムの目玉は、日伯修好130周年を記念して外務省から親善大使として任命された、日本の人気歌手・相川七瀬のステージだ。グルッポ・サンセイが振り付けした新曲『ワッショイ!』が祭りダンスとして披露されるという。7日(日)に登場し、伸びやかな歌声で会場を盛り上げる予定だ。
出演には、今年で進出60周年を迎えた日清食品ブラジルが協賛しており、同社が新発売したチョコレート菓子「Croc Choco(クロックチョコ)」のキャラクター「クロカンタオン」も舞台に立つ。来場者向けには専用ブースが設けられ、新商品の販売も行われる。
会場には盆踊りの輪をはじめ、和太鼓演奏や伝統芸能の披露、さらに寿司や焼きそば、たこ焼きといった屋台が並ぶ。日本食の定番から、日系とブラジルの文化が融合した創作料理まで、多彩な味を楽しむことができる。
主催者は「盆踊りを通じて、文化の交流や世代を超えたつながりを広げたい」としており、今までありそうでなかったリベルダーデ広場での盆踊り。これを機会に、地域の新たな恒例行事として定着しそうだ。