トランプ政権＝「軍事的手段の行使辞さず」＝裁判見据えて新制裁を示唆

　米国のキャロライン・レビット・ホワイトハウス報道官は9日、トランプ大統領がブラジルに対して制裁および関税措置を講じたのは「表現の自由」を守るためであり、米国はその自由を擁護するために「経済的および軍事的手段の行使を恐れない」と発言した。

　同日付フォーリャ紙（1）によると、この発言はホワイトハウスでの記者会見でなされたもので、レビット氏は、ブラジルや欧州諸国に対する追加制裁の可能性を問われた際、表現の自由の擁護は政権の最優先課題であると強調した。実際、ブラジル製品に対する50％関税措置はすでに実施されており、今後、ロシア産ディーゼル油の輸入を理由に二次的制裁が科され...