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国際交流基金=「130周年事業成功へ」=山田慶太副所長が着任

2025年9月16日

田村所長、山田副所長(左から)
田村所長、山田副所長(左から)

国際交流基金サンパウロ日本文化センター(田村大吾所長)に8月8日、山田慶太副所長が着任した。今月2日、着任挨拶のため田村所長とともに編集部を訪れた。

 同センターでは今年4月に前任の大上晃史副所長が帰任し、田村所長が同職の行う文化事業主幹業務を兼務していた。

 山田氏は1988年静岡県出身。大学院時代に社会人類学を専攻し、西アフリカはガーナ共和国の漁業について研究した。卒業後、地方公務員となり、教育分野の仕事に従事。2016年に国際交流基金に入所し、日本語教育やアジア交流事業、本部企画業務に携わった。

 かねてより日本から最も遠い南米の文化はどのようなものか関心があり、南米への赴任を希望していた。南米及びブラジルを訪れるのは今回が初めてだが、趣味のサッカーを通じて来伯以前からブラジル文化には親しみを持っていた。着任から1カ月が過ぎ、「仕事を進める上で文化の違いに戸惑うこともありますが、すでに居心地の良さを感じています」と感想を語る。

 山田氏は主に文化事業主幹業務として日本研究や国際対話事業を担当する。「今年は日伯外交関係樹立130周年の節目の年であり、センターでも多くの記念事業を予定しています。副所長としてまずはそれらをしっかりと成功させたいです」と意気込みを語った。

 私生活では2人の幼い子供の子育てに励みながら、アフリカ文化の色濃いサルバドールなどを巡りたいと話した。


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