ぶらじる俳壇=156=広瀬芳山撰
マナウス 丸岡すみ子
ゴムの木やすじ刻まれて街興す
〔まさにアマゾンやマナウスの話ですね。ゴムの木が栽培されて町がどんどん発展していったということを素直に詠んで、歴史観あふれる句になりました。アマゾンらしい句です。〕
ゴムの樹や樹液集めの人の悲話
美声なるサビア意外に地味ななり
マナウス 森 浩美
かげろひてポニーテールの恋心
〔陽炎がたつ景色の中に少女の乙女心をポニーテールとつかんで描いています。陽炎がその燃え立つような恋心をうまく描写しています。〕
ゆっくりと走る列車や陽炎ひて
早朝の白き涙かゴムの樹や
マナウス 橋本美代子
河陽炎踊り出てきたジェット船
〔大河らしい情景の...
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