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ブラジル日本清和友好協会=木原官房長官からメッセージ=高市早苗内閣誕生祝賀会で

2025年11月5日

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「なんと木原稔内閣官房長官からメッセージ!」―ブラジル日本清和友好協会(旧清和友の会、中沢宏一会長)並びにブラジル吟剣詩舞道連盟(宮村秀光代表)は、新総理就任を祝して「高市早苗内閣誕生祝賀会」を10月30日午前、サンパウロ市リベルダーデ区の日伯新聞ビル中二階で開催し、約30人が日本酒で乾杯して新政権の前途を祝した。

当日は高市総理の所信表明演説の動画が映され、中沢会長は「大変幅広い内容を体系的に網羅し、なおかつ力強い演説でした」とコメント。続いて、ポ語隔週新聞ジョルナル・ブラジル・ニッケイの高木ラウル社長(元ニッケイ新聞社長)からの要請に応じて、木原稔内閣官房長官から送られた次のメッセージを、榎原良一副会長が代読・紹介した。

《内閣の要として、危機管理、政府のスポークスマン、政府部内や国会との総合調整の役割を着実に果たし、国政全般にわたり、高市総理を支えていきます。高市内閣としては、今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作るとともに、世界が直面する課題に向き合い、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻します》と披露されると拍手が上がった。

木原氏は防衛大臣政務官時代の2014年に来伯。その時に高木社長が主催して歓迎会が催された縁がある。その際のことを報じた2014年8月12日付ニッケイ新聞で、木原氏は「私は熊本の濟々黌卒、〝移民の父〟上塚周平の後輩です。上塚顕彰会の顧問もしており、ブラジル移民に関してはずっと勉強してきた。前からサンパウロには来たかった」と語っている。

その後、意見発表の場となり、会員の大野正人さんは「木原官房長官を通して、日伯の距離をもっともっと縮められる好機では。日系5団体が移民120周年委員会を作って、当地日系社会や在日ブラジル人コミュニティの要望をきちんとあげたらいいと思う。高齢化した在日伯人の年金問題、日本で生まれた日系人の教育問題も含め、きちんとやりとりするべきでは」と提案した。

村上佳和さんは「日本の政府はしばらくマンネリで興味が湧かなかったが、高市総理になってから動きが活発化したように見える。世界からもっと敬意を持たれる日本になるように、大いに期待したい」との声を上げた。

榎原さんも「海外在住者は、自分が日本人だと常々意識しながら生活し、日本人としての強い誇りを持っている人が多い。高市内閣には、海外在住者がより誇りに思える日本にしてほしい。日系社会も大野さんが提案した委員会を早く作って、やりとりをできないか」と語った。

高松玖枝さんも「高市さんは有言実行の人だと聞いているので、強い日本にしてほしい。日系人に目を向け活用して、日本を支える一助に。長期政権を期待します」と述べた。隣にいた足立和子さんも「所信表明演説を聞いて、この方は私利私欲なく、本当に国を守ろうという意気込みを持っている人だと感じた。維新共同代表の藤田さんが吉田松陰の言葉『諸君狂いたまえ』を引用したのは、山口県人としてすごく嬉しく感じた」と笑顔を浮かべた。

岡崎祐三さんの音頭により日本酒で乾杯し、昼食懇談会になり、吟剣詩舞道連盟の小池庸夫さんが歌謡吟「白虎隊」を唸るなどして気勢を上げた。



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