カレンダー発売記念コンサート=本郷園子さんと仲間たち
音楽家で日本語教師の本郷園子さん(滋賀県出身、サンパウロ市在住)がイラストを手がけた「2026年度版チャリティカレンダー」の発売を記念したイベントコンサートが2日、サンパウロ市内のジャズレストランで開かれた。多くの教え子らが訪れ、息の合った心地良い演奏に耳を傾けた。
来年のテーマは、サッカーW杯の年だけに「ブラジルの多様性」。日本やイタリア、ドイツなどさまざまな国をテーマにし、イラストと共にブラジルや日本の学校の子どもたちが歌や楽器を弾く動画をQRコードから楽しめる。
コンサートは本郷さん、ブルーナ・ジャン・ロドリゲスさん(歌)、ラファエル・ジョンさん(ギター)、マルコ・ポンテス・タイショッチさん(ピアノ)の4人が演奏した。ブラジルの「Asa Branca」、日本の「ふるさと」などカレンダーに収録されている楽曲を歌い、来場者が一緒に歌う場面もあった。
カレンダーの歌を歌ったという作田進太郎さん(サンパウロ日本人学校3年)、妹の千尋ちゃん(たんぽぽ学園年長)は「先生がかっこよかった。楽しかった」と笑顔。本郷さんは「多様性を受け入れてくれるブラジルの良さをカレンダーで伝えられたら」と話していた。
カレンダーでは本郷さんが音楽・イラストを担当。実費経費をのぞいた売上金は日系福祉団体へ寄付される。販売価格は43レアル。遠方は郵送可能だが別途送料がかかる。希望者は「名前」「希望部数」、郵送を希望する人は「ご住所」「CPF番号」も添えてブラジル滋賀県人会(ワッツアップ11・98408・6570)まで連絡を。在庫がなくなり次第、販売終了。









