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JICA=相川七瀬ブラジル動画3本公開=日本の歌がつなぐ両国の未来描く

2025年12月4日

第3弾「日系社会がつなぐブラジルと日本」サムネイル
第3弾「日系社会がつなぐブラジルと日本」サムネイル

日伯外交関係樹立130周年、歌手・相川七瀬デビュー30周年の節目を記念して、JICAは3本のドキュメンタリー動画シリーズ「相川七瀬×JICA ブラジルプロジェクトの現場から」を10日に公開した。その第3弾「日系社会がつなぐブラジルと日本」(www.youtube.com/watch?v=zU_qL2uSq7s)では、日系社会にスポットを当て、文化の継承と国際交流の現在を映し出す。

動画は、ブラジル日系社会が世代交代とともに、若い世代の多くが日本語や日本文化から距離を感じている現実を映し出す。相川さんは、その変化に「若い世代が以前のように日本語を話さなかったり、日本の文化にどこか照れや戸惑いを持っている姿を見ると、『このままでは記憶が薄れてしまうのではないか』と感じました」との率直なコメントを発する。

相川さんがヒット曲『夢見る少女じゃいられない』を現地で熱唱する場面では、イントロが流れるとリベルダーデ広場に集う若者らがマツリダンスを踊り始める。相川さんはその瞬間について「歌って、踊って。音楽や踊りは国境も言葉も超える。言葉で伝えきれない思いを、体と心でつなげることができると思う」。

この映像は、日本文化継承に揺れる日系社会を、異なる文化が混ざり合い、生まれ変わる可能性を描いた物語でもある。国境もジェネレーションギャップも、音楽と踊りという共有言語の前では、静かに溶けてゆく。

相川さんはドキュメンタリーの結びで、静かに、しかし確かな決意を語る。「私は歌を歌い続ける。そして、踊りを踊ることで――忘れられそうな大切なものを、守り、伝えていきたい」。

第1弾は「アマゾン違法森林伐採現場で見たものとは?」(https://youtu.be/FaNgGF9MltM)、第2弾は「日本の交番がブラジルに!?」(https://youtu.be/s9W4MhQPUV0


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