海外移住資料館=「日本人移民が向き合う孤独と母語教育」=オンラインセミナー開催
JICA横浜 海外移住資料館は12月20日(土)にオンラインセミナー「日本人移民が向き合う孤独と母語教育・同胞コミュニティの重要性 ―1950年代の北米報知の記事を起点に―」を開催する。
本セミナーには、第5回(2024年度)JICA海外移住「エッセイ・評論」部門で優秀賞を受賞した長沼彩花氏(オタワ大学国際公共政策大学院修士課程)が登壇し、受賞作をもとに日本人移民の経験とその背景を読み解く。
今回の講演では、1958年の邦字紙「北米報知」に掲載されたバンクーバー日本共立語学校・佐藤傅校長のコラム「日本語の必要」を出発点に、戦前・戦後の北米日系社会の歴史、日本語教育の役割、そして現代移民が抱える孤独やメンタルヘルスの課題が取り上げられる。長沼氏自身の移民経験を交え、文化やアイデンティティを尊重する多文化社会のあり方について考える内容だ。
セミナーはZoomウェビナー方式で実施し、参加費は無料。誰でも事前登録のうえ参加できる。定員は500人。申し込みは下記リンク( https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_0x-FC4_5S6OlKrpOq060mw#/registration)から。
詳細は資料館公式サイト(www.jica.go.jp/domestic/jomm/event/1575274_24070.html)で。問い合わせは同館(担当:小田、伊藤、045・663・3257、jomm02@jadesas.or.jp)へ。
JICAでは、日本人の海外移住150年以上の歴史への理解を深めるため、2019年に「JICA海外移住論文」を創設。第2回からはより幅広い参加を促すため「エッセイ・評論」部門を新設した。









