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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(349)

2026年2月27日


 組合にとっては、その間、債権の回収は不可能となる。原資の対銀行債務の利子は狂騰を続けていた。

 前記の赤字経営によるそれとともに、組合の組合員に対する焦げ付き債権は、化け物の如く膨れ上がりつつあった。

 話をアサイ紡績工場に移す。

 建設は進んで居た。しかし、投資額六〇〇〇万㌦の内、パラナ州開発銀行から出た二、〇〇〇万㌦以外の四、〇〇〇万㌦は、既述の様に民間銀行から借りたホット・マネーであり、これが、金利の狂騰で八九年末には、倍増してしまっていた。

 

 地獄の底に…

 

 コチアは、銀行への債務で、地獄の底に引きずり込まれていた。債務が鉄鎖となって、足首に...

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