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サンパウロ=「私たちの天皇陛下、万歳!」=誕生日祝賀レセプションで=「日本とブラジルの魂が融合」

2026年2月28日

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 2月26日、サンパウロ市の総領事公邸において、天皇陛下の66歳を祝う「天皇誕生日祝賀レセプション」が盛大に開催された。2月23日の誕生日当日を祝し、在サンパウロ日本国総領事館が主催したこの催しには、日伯双方の要人やコミュニティの代表者など約400人が詰めかけ、両国の深い友情を再確認する貴重な機会となった。

 会場には、州および市幹部ら多くの来賓が姿を見せた。州政府からは、ジルベルト・カサビ州政府・機関関係局長、ジョルジ・リマ州経済開発局長、サミュエル・キノシタ州財務・計画局長、マルコス・ダ・コスタ州障がい者権利局長らが出席。サンパウロ市からも、ロドリゴ・グラール市経済開発・労働局長(リカルド・ヌネス市長代理)、ロドリゴ・アシウチ市緑・環境局長、アンジェラ・ガンドラ市国際関係局長などの政治家が顔を揃え、日本との関係がいかに戦略的かつ友好的であるかを如実に物語っていた。

 さらには各地の日系団体代表、民間企業、教育・文化機関代表らも加わり、公邸は国際色豊かな祝祭の空気に包まれた。

 涼やかな着物姿の鈴木誉里子在サンパウロ総領事は挨拶の中で、「皇室とブラジルとの距離を超えた親密な関係」を強調。昨年の佳子内親王殿下によるブラジルご訪問に触れ、両国民によって築かれた強固な関係を象徴するものであったと振り返った。ルーラ大統領の訪日や海上自衛隊練習艦隊のサントス寄港、日伯大学学長会議の初開催など、多岐にわたる文化・外交イベントが両国間の距離を縮めてきたことを指摘した。

 ブラジル側の出席者からも、日系コミュニティへの深い感謝と日本文化への敬意が語られた。アンジェラ・ガンドラ市局長は日本語で『こんにちは』と挨拶を始め、日系社会が、忍耐強さや誠実さを教える「学校」のような存在であると称賛した。ロドリゴ・グラール市局長は、自身の祖父母から受け継いだ「レジリエンス(折れない心)、労働、感謝」という価値観を市政に活かしていると述べ、サンパウロを「日本精神がブラジルの魂と融合した場所」と表現した。

 カサビ州局長は、市長時代に天皇陛下(当時は皇太子殿下)をサンパウロで迎えた思い出や、訪日時に拝謁した経験を語り、天皇誕生日の祝賀がサンパウロ市にとって「象徴的な日」になっていると強調し、最後に「Viva! Nosso imperador(私たちの天皇陛下、万歳!)」との声を挙げた。

 プロミッソンから駆けつけた安永和教さん(3世、79歳)は、「父(忠邦)が生きていた頃から数えきれないほど、公邸の式典に出席している。父が元気な頃はプロミッソンでも天皇誕生日式典を行い、御真影を前に君が代を歌い、教育勅語、天長節の歌を合唱したものでした」と懐かしそうに語った。

 式典に先立ち、歌手の平田ジョエ氏が両国の国歌を独唱し、会場の厳粛な雰囲気を高めた。公邸の駐車場や屋外エリアでは、サンパウロの有名レストランによる和食の試食が行われ、参加者は彩り豊かな日本の味に舌鼓を打った。日本企業の製品やサービスの展示も行われ、日本の先端技術やビジネスへの関心も集まった。


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