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連邦道路警察ヴァスケス長官が被告に=大統領選前後に不可解な行為

2022年11月26日

 リオ連邦地裁は25日、連邦検察庁が提訴した訴訟を受理し、連邦道路警察(PRF)のシルヴィネイ・ヴァスケス長官を行政上の不正行為(improbidade administrativa)容疑で被告とする判断を下した。同長官は大統領選前後にボルソナロ大統領に有利な図らいを行った疑いがもたれ、連邦検察庁から解任請求が出されていた。25日付現地サイトが報じている。
 ヴァスケス長官は大統領選期間中に、立場上禁じられていたにもかかわらず、ボルソナロ大統領の支持をネット上で公言した上、大統領への投票も呼びかけた。
 さらに、決選投票当日の10月30日には選挙高裁からの禁止命令に背き、ルーラ氏の支持者の多い北東部を中心に交通取り締まり(検問)を強行。これにより、ルーラ氏に投票すると予想される人たちが乗るバスなどが足止めされ、苦情を訴える動画などが数多く報じられ、選挙高裁が検問解除を命じる必要も生じた。選挙後に起こったボルソナロ氏支持者たちによる幹線道封鎖デモに関しても、選挙高裁がPRFに封鎖解除命令を出したにもかかわらず、ヴァスケス長官はこれを無視する態度を見せた。
 これにより、連邦検察庁は15日、リオ地裁にヴァスケス長官を起訴した。PRFも起訴は「妥当」と判断している。
 検察庁は起訴と共に即刻更迭も求めたが、ヴァスケス氏は解任請求が出される直前に休暇に入ったため、同地裁は本人の釈明を聞いてから判断するとしている。検察庁はこの対応を不服とし、対応期限を求めている。
 ヴァスケス氏は大統領長男フラヴィオ上議の指名で長官に任命された人物で、大統領一家との関係はかねてから知られていた。


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