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来年からPixの基準変更=送金額や夜間の扱いなどで

2022年12月3日

 中銀が1日、1月2日から、Pixに関する種々の基準を変更すると発表したと同日付現地サイトが報じた。
 Pixの利用者は急速に増え、日常の買い物も含め、様々な形で使われている。だが、その簡便さを悪用し、利用者を誘拐したり、携帯電話を盗んだりして金を奪う事件が続発した事で、様々な基準が設けられた。
 その一つは1回に動かせる額や1日に動かせる総額の制限だ。上限額は個人か、法人かによっても異なるが、利用者自身が変更する事ができる。
 上限額の設定は、犯罪に巻き込まれた場合の被害額を最低限に抑える事を念頭に設けられたもので、1日の上限額は数回に分けて使う必要があったが、1月からは1日の上限が3千レアルの人はその全額を1度に送金するといった利用法が可能となる。法人向けの上限は、デビットカードの上限額ではなく、銀行当座預金の電子式送金(TED)の上限額となる。
 上限額の変更を申請してから実際に変更されるまでに24~48時間を要する点は変わらない。
 また、夜間の利用制限が適用される時間帯は20時から翌日の6時までのみだったが、銀行側が、20時から6時と、22時から6時のいずれかを選択できるようになる。
 また、銀行以外の提携施設で金を引き出すPix Saqueや、買い物した金額以上の金額を指定し、差額分を現金で受け取るPix Trocoの上限額が、日中は500レアルから3千レアルに、夜間も100レアルから1千レアルに引き上げられる。
 これらの変更は給与や年金、恩給などを受け取った後の送金や引き出しなどを容易にするための措置で、1月2日から有効となる。ただし、アプリやデジタル方式で上限変更を申請する場合だけは3日から有効となる。


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