三権施設襲撃=レザ・パトリア第3弾=6自治体で逮捕令状11件

【既報関連】8日の三権中枢施設襲撃事件の容疑者特定作業が進み、連警が27日にレザ・パトリア作戦第3弾を敢行と同日現地サイトが報じた。
今回は6連邦自治体で逮捕令状11件と家宅捜査令状27件が出た。内訳は、リオ州逮捕1件と捜査9件、ミナス州逮捕2件と捜査4件、パラナ州逮捕と捜査各1件、サンタカタリーナ州逮捕と捜査各1件、エスピリトサント州逮捕4件と捜査8件、連邦直轄区逮捕2件と捜査4件だ。
午前8時40分現在の逮捕者は11人中6人だ。その中には、襲撃事件当日に大統領府の中で「戦争に出向け」「シャンドン(アレシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事)を捕まえろ」と叫ぶビデオなどが流れていた、サンタカタリーナ州在住のマリア・デ・ファチマ・メンドンサ・ジャシント・ソウザ容疑者(ファチマ・デ・トゥバロン、67)や連邦直轄区在住の予備役連警、ジョゼ・フェルナンド・オノラト・デ・アゼヴェド容疑者らが含まれている。
また、逮捕者リストには入っていないが、リオ在住でボルソナロ前大統領の甥のレイ・インジオ容疑者も家宅捜査の対象となっている。
逮捕令状が出た人物はいずれも、法治国家への攻撃、公共資産への破壊行為、扇動、組織犯罪などの罪状の対象となっている。
市警は市民からの通報や、当日の様子を映した携帯電話による写真や映像、8日に現場の上空に飛ばした無人機(ドローン)による写真や映像などを参照にして人物の特定作業を行っている。
レザ・パトリア作戦は20日と23日にも行われており、第2弾ではジョアン6世の時計破壊犯のアントニオ・クラウジオ・アルヴェス・フェレイラ容疑者が逮捕された。