パラナ日伯文化連合会=鈴木エドアルド会長が再選=若者の活動参加促進を強調=秋の叙勲授与式も

パラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ)は1月29日、パラナ州ロンドリーナ市の同会本部で定期総会を開催し、会長に鈴木エドゥアルド氏を任命した。同氏の会長就任は3度目となる。
総会には傘下団体関係者約90人を始め、濵田啓二在クリチバ総領事、西森ルイス連邦議員(PSD、伯日議員連盟会長)が出席した。
就任挨拶に立った鈴木会長は、傘下56団体を率いる同連合会には日本文化の保存と普及を行う責任があり、「先人達がこの地にもたらし、受け継いできた日本の価値観を取り戻したい」と語った。また、本紙姉妹紙Nippon Jáの取材に対し「次世代の子供達が日本文化の継承と普及の役割を担えるよう基盤造りに取り組んでいる。先祖から受け継いだものを若い世代に伝えていくことが、我々ベテランの責務。若者に同会に参加してもらい、パラナの日系団体をより強固にしていく」と強調した。

総会開催に合わせ、在クリチバ日本国総領事館は、秋の叙勲の授与式を行った。ロンドリーナ文化体育協会(Acel)創設者の一人で元会長の丹俊彦氏に旭日双光章が贈られ、フォス・ド・イグアス日伯文化体育協会初代会長のカズミ・ネモト氏に旭日単光章が贈られた。
西森議員は地元日系団体の活動に貢献したとして、濵田総領事、建設会社経営者の吉井篤さん、農業者のミヤモト・イワオさんに表彰状を贈った。