中国と人工衛星共同製造再開=資源探査や地球観測、3年ぶり
28日付ブラジルSPUTNIKサイト(1)によると、ルシアナ・サントス科学技術革新相が取材に対して、中国と共同でアマゾンや気候の観測が出来る人工衛星CBERS―6(Programa de Satélites de Recursos Terrestres、中国・ブラジル地球資源衛星)を6カ月以内に製造再開すると発表した。製造されれば3年ぶり。
CBERSは、88年7月6日にブラジル中国間で結ばれた、資源探査衛星・地球観測衛星の製造をする科学技術協力計画で、99年に第1機が打ち上げられた。19年を最後に、これまで計4機が打ち上げられた。
ルシアナ科学技術革新相は「ブラジルのアマゾン監視機関の強化や気候研究に不可欠だ」と強調し、「製造再開により、科学技術を再び国の発展の中心的役割に戻す」と衛星開発への期待も見せた。