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2月のインフレは0・84%=12カ月間では5・6%に

2023年3月14日

12カ月累積のIPCAの推移(10日付G1サイトの記事の一部)
12カ月累積のIPCAの推移(10日付G1サイトの記事の一部)

 地理統計院(IBGE)が10日、2月の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前月比で0・84%増で、1月比では加速と発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)(2)(3)などが報じた。
 2月のIPCAは昨年同月の1・01%を下回ったため、12カ月間の累積は5・77%が5・60%に低下。今年に入ってからの2カ月間の累積は1・37%となった。
 2月のIPCAを牽引したのは2004年2月の6・7%増に迫る6・28%増だった教育費で、0・35%ポイント(PP)のインフレ圧力となった。1・26%増の保健・介護費や0・82%増の居住費も0・16PPと0・13PP、IPCAを押し上げた。その他は運輸・交通費0・37%増、食費・飲料費0・16%増、家庭用品0・11%増、通信費0・98%増で、被服費は0・24%減となった。
 教育費は前年のIPCAを基に調整されるため、私立高校10・28%、私立の小中学校10・06%、幼稚園9・58%など、正規の教育機関の授業料が全体を上回る値上がり(平均7・58%)を見せた。調整幅が比較的小幅だったのは大学の5・22%、技術校の4・11%、大学院の3・44%だ。
 保健・介護費は個人衛生用品の2・80%増が大きく、香水7・50%、スキンケア用品4・54%、医療保健1・20%などが目立った。
 居住費は電気代の1・37%増が目立つ。運輸・交通費はガソリン代の1・16%増が響いたが、エタノールや車用の天然ガス、ジーゼル油、航空料金は値下がりした。
 食費はロングライフ牛乳の4・62%増などが目立つが、牛肉が1・22%、ジャガイモが11・57%、トマトが9・81%値下がりした。


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