site.title

ブラジル経営哲学研究所=ダイソー大野氏、正式代表に=新世話人にカシオ社小川さん

2023年3月17日

小川、大野、淀さん(後列左から)と関秀貴元代表世話人、板垣さん(前列左から)
小川、大野、淀さん(後列左から)と関秀貴元代表世話人、板垣さん(前列左から)

 経営勉強会「ブラジル経営哲学研究所」は1月27日の定期勉強会で、代表世話人を板垣勝秀さん(75歳・北海道・パナメディカル創業者)から大野恵介さん(52歳・兵庫県・ダイソーブラジル)に正式交代した。小川達郎さん(たつろう・39歳・東京都・カシオブラジル)の世話人加入も決定した。
 新代表世話人の大野さんは、「稲盛フィロソフィの『利他の心』が、令和の時代であっても、またブラジルであっても、事業や人生を豊かにするという事を参加者の皆さんと共に実証していきたい」と意気込みを語った。
 代表を交代した板垣さんは、「前身団体の盛和塾ブラジルから続く、稲盛経営哲学に特化した南米唯一の学び舎としての30年の歴史を、大野さんのような真面目なリーダーが受け継いでくれたことを嬉しく思います。若いエネルギーと知性で、自社の発展はもとより、稲盛哲学をブラジル社会に広く知らしめ、社会へ多大な貢献をなされることと確信しています」と述べた。板垣さんは今後も世話人として会を支える。
 小川新世話人は、「裸一貫で事業を築き上げてきた先輩方から、世話人としての推薦を頂けたことを光栄に思っています。私は多民族国家のブラジルで事業を推進するのに必要な『チームをまとめる支柱』とは何かを求め、勉強会に参加しました。私のような企業駐在員や若い世代との架け橋になれればと思います」と語った。
 同研究所は京セラ創立者で日本航空(JAL)再建にも尽力した稲盛和夫氏の経営哲学を学ぶ「盛和塾ブラジル」の後継団体。同塾は稲盛氏の塾活動引退を受け、2019年に解散。20年1月に元塾生らが活動を引き継ぎ、同研究所を結成した。会員・準会員含め約40人が所属し、稲盛哲学やブラジルビジネスに関する勉強会を定期的に行っている。
 23年度研究所役員は次の通り。(敬称略)【新代表世話人】大野恵介【世話人】板垣勝秀、関秀貴、伊勢脇聖史パウロ、小川達郎、淀貴彦。
 同研究所は会員や勉強会の参加者を募集している。関心のある人は同研究所事務局(淀貴彦メールtantan.777.123@gmail.com)まで連絡を。


連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第149話前の記事 連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第149話パウリストン=タナハラさんに最優秀賞=3年ぶり開催、500人超が参加次の記事パウリストン=タナハラさんに最優秀賞=3年ぶり開催、500人超が参加
Loading...