新型コロナ=ビバレンテによる接種進展=サンパウロ市では妊婦や産褥期女性も

新型コロナのオミクロン株にも対応できるよう改良されたビバレンテ(2価)のワクチンによる予防接種が進み、全国では既に410万人以上が同ワクチンの接種を受けた。対象は拡大しており、サンパウロ市では20日から妊婦なども対象となると19日付アジェンシア・ブラジル(1)(2)が報じた。
保健省は2月27日に、60歳以上の人や刑務所、少年院並びに養老院などの長期収容施設の入所者とそれらの施設職員、妊婦と産褥期の女性、12歳以上で臓器移植その他の理由による免疫不全の問題がある人や恒常的な障害を持つ人、先住民、川沿いやキロンボラ(黒人奴隷の子孫居住地)の住民への新ワクチン接種を始めた。
ビバレンテの接種対象者には、最初の2度の接種と2度の補強接種を受け、最後の補強接種から最低でも4カ月以上が過ぎた人という条件も付いている。
各自治体は各々が定めた日程に従って接種対象者を拡大中で、サンパウロ市では20日から、妊婦や出産直後の女性も接種対象となった。同市保健局では13万人が対象になると見ている。60歳以上の人など、既に対象になったが未接種の人はいつでも接種を受けられる。
サンパウロ市でのビバレンテ接種場所は月~金曜日が保健所(UBS)と特殊対応サービス(SAE)、健康センター(CS)で。外来医療支援所(AMA)とUBS統合型のAMA/UBSでは土曜日も接種が受けられる。