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ラヴァ・ジャット=ユセフ容疑者を再逮捕=現在の担当判事の命令で

2023年3月22日

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 ブラジルの犯罪史上最大とも言われたラヴァ・ジャット作戦(LJ)や、バネスタード事件にして捜査され、重要証言をしたことで知られるアルベルト・ユセフ容疑者が20日、再逮捕された。20日付フォーリャ紙サイト(1)などが報じている。
 ユセフ容疑者は2014年4月、はじまったばかりのLJで主犯として逮捕された。同容疑者は進歩党(PP)のオペレーターとして石油公社ペトロブラス内での贈収賄工作に関与したとされ、120年を超える実刑判決を受けたが、ユセフ氏が当時の連邦政府与党によるペトロブラスでの組織的な贈収賄工作に関する報奨付証言(デラソン・プレミアーダ)に応じたため、LJ担当だったセルジオ・モロ(当時)パラナ州連邦判事の判断で実刑年数は大幅に短縮され、2016年には外出許可のあるセミ・アベルトに切り替わっていた。
 今回の逮捕は、現在のパラナ州連邦裁判所のLJ担当のエドゥアルド・フェルナンド・アッピオ判事が下したものだ。同判事によると、今回の逮捕は、同容疑者が課せられていた公金の返済を行っていないとの国税庁の報告を受けたものだ。
 また、同判事によると、ユセフ氏は現在、複数の住所を所有し、サンタカタリーナ州の人気海岸であるイタポアーに住居を構えていたという。
 アッピア判事は、ユセフ容疑者のLJ以外の犯罪にも着目している。同容疑者は大物闇ブローカーとして90年代から犯罪に関与しており、2000年代前半にパラナ州のバネスタード銀行を舞台に起き、その当時はブラジル最大の公金横領事件と呼ばれた「バネスタード事件」でも主犯のひとりとされ、2002年に逮捕されていた。
 この事件でもユセフ容疑者は2004年にデラソンを行い、7年間だった実刑判決が1年ほどでセミ・アベルトになっている。このときの判事もセルジオ・モロ氏だった。


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