1月8日CPI=襲撃者への便宜供与否定=ゴンサルヴェス氏が証言
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22日、大統領安全保障室(GSI)前長官のゴンサルヴェス・ジアス氏が、1月8日の三権中枢施設襲撃事件に関する連邦直轄区の反民主主義行為議会調査委員会(CPI)で証言を行い、襲撃者に対して便宜を図ったとの疑惑を強く否定した。22日付G1サイトなど(1)(2)が報じている。
GSIの警備の不手際に関しては、4月にプラナルト宮(大統領府)内の1月8日の監視カメラの映像が公開された時から、ボルソナロ派の議員たちが責任追求を望んでいた。
ゴンサルヴェス氏はこの席で「襲撃者に便宜など図っていない」と改めて主張した。監視カメラの映像ではGSIのジョゼ・エドゥアルド・ナターレ氏が襲撃者に水を与える映像が流れたが、「彼が2階で水を与えたのは15時59分のことであり、私は3階にいた。2階に降りてきたのは16時30分だった」と主張した。
ゴンサウヴェス氏は「GSIは前政権から人員が入れ替わっていなかった」と改めて主張し、「1月6日に連邦直轄区保安局が行った統括行動プラン(PAI)には呼ばれていなかった」と語った。
また、GSIが連邦議会の両院合同情報活動監督委員会(CCAI)に送ったとされるブラジル情報庁(Abin)の襲撃前の警告報告に改ざんの跡が見られた疑惑に関しては、「改ざんを行ったのはAbinであり、自分は内容を全く変えていない」との反論を行っている。
ゴンサルヴェス氏はさらに、1月8日午後の状況に関し、前任のアウグスト・エレーノ元長官の頃からGSIの局長を務めていたカルロス・ジョゼ・アスンソン氏に当日電話をかけた際、「全ては通常で落ち着いている」と言われたが、気になってプラナルト宮まで駆けつけたと語っている。