サッカー=サントス戦で花火投げ込み=大騒ぎとなり途中で試合終了
21日に行われたサッカー全国選手権のサントス対コリンチャンス戦で、グラウンドに花火が投げ込まれるトラブルが発生。試合終了を余儀なくされた。同日付UOLサイトなど(1)(2)が報じている。
この試合はこの日、サントスの本拠地であるサントス市ヴィラ・ベルミロのスタジアムで行われていた。コリンチャンスが2―0でリードしていた後半41分、コリンチャンスのキーパー、カシオがいたゴール付近に複数の花火が投げ込まれた。
これらの花火は煙を上げながら次々と爆発。カシオはその場から歩み去ったため、怪我などはなかった。主審が「警備不足」と判断したため、試合は3分後に終了となり、コリンチャンスの勝利も記録された。
これを受け、コリンチャンスの選手たちはゴールの反対側にあったベンチに下がったが、サントス側のベンチは花火が撒かれた近くにあったために、グラウンドに残らざるをえなかった。サントスの選手たちがベンチに戻れたのは10分ほど後のことだった。
この騒ぎを受け、スタンドにいたサントスの応援団がスタジアムから退出させられ、横断幕も撤去された。
ヴィラ・ベルミロでのこのカードは、昨年6月13日の試合でも、観客の1人がグラウンドに降りてきてカシオを襲おうとして騒動となっていた。
試合後、サントス側は、軍警による入場チェックの甘さを批判。「花火は靴の中に隠していたのだろう」と推測している。