南部2州で甚大な被害=サイクロンによる暴風雨で
12日夜から13日にかけてサンタカタリーナ州内諸市は、サイクロンにより甚大な被害を受け、全域に大雨防風警報が発せられた。13日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じている。
一例は同州山間部のボン・ジャルジン・ダ・セラで、時速146・9キロの強風を記録。州内全域で、家屋の屋根が飛ばされたり、大木も倒れたりして、負傷者も出ている。
13日12時現在では30万人以上が停電被害に遭っていたが、14時30分の段階では20万人に減少した。
同州防災局によると、13日の雨脚は少し弱くなっていたが、それでもまだ、サイクロンの影響による強風が続いているという。同州山間部や北部、イタジャイ渓谷では11日からすでに、強い雨や強い風による被害が出始めていたという。
なお、12日以降は南大河州でもサイクロンの影響が出ている。サイクロンは13日もサンタカタリーナ州沖にとどまっており、南大河州南部や南東部、中西部では暴風雨に見舞われるところが出ている。
また、13日にはサンパウロ州南部や東部、リオ州山間部でも強風が記録されており、高波などの被害も報告されている。聖州海岸部イタニャエンでは、倒木によって切れた高圧電線に直撃された高齢者が死亡するという事故も起きている。