1月8日事件=襲撃リーダーのひとり逮捕=昨年の末には一時拘束も
20日、リオ州で、1月8日の三権中枢施設襲撃事件の中心人物の一人と目されているジエゴ・ヴェントゥラ容疑者が逮捕された。同日付G1サイト(1)が報じている。
ヴェントゥラ容疑者はこの日の夜、リオのフルミネンセ北部海岸部のカンポス・ドス・ゴイタカゼス市で逮捕された。逮捕された時、同容疑者は「全国ブラジル右派会議」に出席していた。
同容疑者の逮捕令状は最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事から出されたもので、逮捕と家宅捜査は連警が行い、同容疑者の携帯電話も押収された。
ヴェントゥラ容疑者は襲撃事件の主体となったブラジリアの陸軍本部前にキャンプを張っていた抗議者集団の一人で、昨年の末にはスリングショットやナイフなどの武器を携行して最高裁に向かっていたとして、連邦直轄区の軍警によって身柄を拘束されたが、同日中に釈放された。
ヴェントゥラ容疑者はネットで襲撃を扇動していたアナ・プリシラ・アゼヴェド容疑者ら同様、襲撃者のリーダー格と見られていたが、逮捕されずに逃亡していた。同容疑者が襲撃当日、最高裁前に設けられた柵を蹴り上げた後に施設の中に侵入した姿は監視カメラで確認されている。