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マリエレ事件、スエル容疑者を再逮捕=「犯行に最初から参加」=ケイロス容疑者の証言により

2023年7月25日

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 連邦警察は24日、2018年3月に起きたマリエレ・フランコ元リオ市議(社会主義自由党・PSOL)と運転手のアンデルソン・ゴメス氏の殺害に関与したとして、元消防士のマクセル・コレア(通称スエル)容疑者を逮捕した。同容疑者は以前、同事件の捜査妨害で逮捕されていた。24日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じている。 同件ではマリエレ氏とアンデルソン・ゴメス氏の殺害と、マリエレ氏の秘書だったフェルナンダ・シャヴェス氏の殺害未遂が問われているが、殺害実行犯2人が逮捕されているものの、事件から5年以上経過しても殺害命令犯が逮捕されていない状況にある。
 スエル容疑者は、連邦警察とリオ州検察局が合同で行った「エルピス作戦」によって逮捕された。
 同作戦の捜査への連警の関与は今年に入って決まったもので、今回の作戦はルーラ政権になって初めて行われた本格的な捜査だ。フラヴィオ・ジノ法相は今月13日、同事件に関して「新たな事実が発覚した」「事件解決まで行くだろう」と発言。近日中の家宅捜査をほのめかしていた。
 スエル容疑者の逮捕は今回が2回目だ。初回は2020年6月、殺害実行犯のロニー・レッサ容疑者の自宅にあった銃器類を自分の車に隠した後、海に廃棄したことで捜査妨害に問われた。
 同容疑者は翌21年にこの件で4年の実刑判決を受けているが、刑期が短いため、昼間の外出が認められるセミ・アベルトの扱いとなっていた。
 スエル容疑者はリオ市西部のレクレイオ・ドス・バンデイランテスにある自宅で逮捕され、ポルトゥアーリア地区にある連邦警察に連行された。
 また、今回は他に7人が家宅捜索を受けている。その中にはレッサ容疑者の兄弟であるデニス氏も含まれている。
 ジノ法相は同作戦後に記者会見を行った。その席で同法相は、今回の捜査はエルシオ・ケイロス容疑者による報奨付証言に基づいて行われたと述べた。ケイロス容疑者は2019年3月にレッサ容疑者と共に殺害実行犯として逮捕された。その時には、ケイロス氏がレッサ容疑者を乗せてマリエレ氏の乗った車を追い、レッサ容疑者が実際の射撃を行ったとされていた。
 ジノ法相はスエル容疑者逮捕について「スエル容疑者も犯行計画当初から参加していたことが、ケイロス容疑者の証言で分かった」と発言している。
 ケイロス容疑者は報奨付証言でレッサ容疑者が殺害したことも認めている。ジノ法相はこの事件に関し、ミリシアが絡んでいることは「間違いない」と語っている。
 マリエレ氏の実妹のアニエレ・フランコ女性相は今回の捜査に関して、「ジノ法相から経過を聞いた。これまでもだが、改めて連警の捜査を信頼している」と語っている。


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