リオ市=2人の女性歌手の合同葬儀=ボサノバでも人気のドリスとレニー

【既報関連】リオ市で25日、24日に亡くなった2人の女性歌手、ドリス・モンテイロとレニー・アンドラーデの合同葬儀が行われた。同日付G1サイト(1)などが報じている。
24日、「ボサノバの先駆者」とも呼ばれたドリス・モンテイロ(88)がリオ市内の自宅で自然死したことが報じられていたが、この日、ブラジルを代表する女性歌手で1960年代にはボサノバの作品も多く録音し、国際的にも知られたレニー・アンドラーデ(80)も肺炎のため、入院先の病院で息を引き取っていた。
2人とも地元で人気のカリオカ(リオっ子)ということもあり、25日にリオ中央部の市立劇場で合同葬儀が行われた。
会場には2人のファンと親類、友人たちが数多く駆けつけた。歌手、女優のエリアナ・ピットマンは、「二重の悲しみに耐えきれずにいる。2人とも近い時期に活躍したが、個性は全く違っていた。彼女たちは永遠だ」と振り返っている。
評論家のルイ・カストロ氏は、「2人ともまるっきりタイプが違うが、それぞれの持ち味でブラジルの音楽界を進化させていった」と分析している。
ドリスの棺には、彼女が大ファンとして知られたサッカー・クラブ、ヴァスコ・ダ・ガマの旗がかけられていた。