ルーラ大統領、8~9月の対外スケジュール発表=アマゾン会議やBRICS参加へ

25日付アジェンシア・ブラジル(1)が8~9月のルーラ大統領の対外スケジュールを明らかにした。

8月8~9日は2025年開催の第30回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)会場のパラー州ベレンでアマゾン首脳会議に出席。この会議の内容は11月30日~12月12日にアラブ首長国連邦で開かれるCOP28で紹介されることになっている。
同会議には南米のアマゾン諸国と、熱帯雨林を有するコンゴ共和国、コンゴ民主共和国、インドネシアが出席する。ルーラ氏はこの会議で、熱帯雨林保護のために努力していることを全世界に示して協力を呼びかける予定だ。ルーラ氏によると、2009年に約束された熱帯雨林保護のための1千億ドルは払われていないという。
また、8月22~24日は南アフリカでのBRICS首脳会議に出席する。
9月9~10日はインドでのG20首脳会議に出席。ブラジルは2024年のG20開催国のため、同会議出席は来年の会議のための引継ぎの意味もある。
また、9月19日はニューヨークで開催される国連総会の冒頭で演説を行う予定で、諸国間での雇用創出計画を打ち出すという。
なお、25日付アジェンシア・ブラジルなど(2)(3)によると、23日にサンパウロ市のシリオ・リバネス病院で受けた治療後に発表された変形性関節症の手術(人工関節を入れる股関節形成術)は10月との発言もあった。
だが、26日付アジェンシア・ブラジル(4)によると、26日は痛みが戻り、同日の予定を全てキャンセル。ブラジリアのシリオ・リバネス病院で23日同様の治療を受けた。28日までは大統領官邸で自宅勤務の見込みだ。